現場主義は貴重である。言葉では伝わらないものがある。見てはじめて分かることがある。現場で見て、聞いて、感じること以外の情報は、基本的に2次的な情報であり、その情報が意見ではなく、事実だけを伝えるものであったとしても、必ず、伝達者の思いが混入せざるをえない。やはり、気にかかることや思考の基本となることは、現場を確認する、原資料を確認することが必要である。 根本的な認識のところで、勘違いをしている...
地産地消ということも産業政策の視点からはかなり重要かもしれない。地場の産業を支えることで、自治体の税収、雇用の確保、地域内商業の活性化などに繋がることになり、少しでも産業政策の底上げをしようとしたときには、かなり有効かもしれない。 単独でみると、経済的に小さな行為でも、連関する経済環境のなかでは大きな意味をもつ場合もありそうだ。 地産地消は、農業だけでなく、地域内の産業を眺め回したときに、地場の伝...
選挙の動きが少しづつ出てきているようである。家族への知人からの勧誘や講演会資料が届いている。両陣営の政策が明確に比べることができればよいと思うのだが。明確な対立軸があるのだろうか?真の意味での論点が明白になっているのだろうか? 今後進めようとしている産業政策の方向は?教育の具体的な方策は?高齢化の対策は?環境へのとりくみは、市民参加への具体的な提案はなど?那須烏山の将来ビジョンは?あれこれと考え...
頭の漠然とした記憶だけで考えを続けるのは困難なこともあります。私の体験から、この地域の八溝問題というかなり古い問題意識をてこに、考えを進めてみましたが、現在においても、県東部の問題はやはり他の地域とは少し違う「共通の現状と課題」を持っているなと感じました。また、今まで、自分のなかでは、あまり重要であるとは感じていなかった「産業政策」についてあらためて再確認の必要性を認識させられました。 ここまでで...
八溝の農業とはいっても、昭和30年代の昔ばなし。昭和30年代の農家の長男坊のことです。八溝で農業で一家を構えることが難しい時代でした。 八溝一帯の地形は、平地があまりなく、農業がさらに零細化しているということのようです。当時は、水田とはたばこが有力な作物であったようです。 しかし、どちらも当時は過酷な労働であり、それでも一家が都市並の生活を享受しようとすれば、出稼ぎにいかなければならなかった。...
過去も現在も産業振興は最重要課題のように思われるが本当にそうだろうか。基本的に産業振興の重要性は感じているが、地域づくりをそのことを中心に考えるのが必ずしも正しいとは言えないのではないかという疑問も必要だろう。 弊害の発生とのバランスもあるだろう。公害企業、水質悪化、騒音、大気汚染、産業災害発生の潜在的おそれ、交通環境の悪化、風紀や治安の悪化、などは先のページでも指摘したところだ。 また、それだけ...
自治の課題を深く考えると自立のためには、地域内産業の充実が不可欠です。税収確保、地域内雇用の確保、人口維持、関連産業の相互発展など産業政策が地域の問題の主役です。 それがために地域振興策といえば、工業団地の造成、工場誘致、産業用道路の整備、税の特別措置等々が主体で、さらに地場産業の再生策としての、農業振興、伝統産業の育成、さらには観光ということになります。 財源がなければ自治体は、自立してやっ...
八溝問題というのは、現代の過疎地・中山間地域の問題とは、根本的に違ったのではないかと思います。その違いについては、いづれふれることにしたいと思いますが、その根本的な違いがあるにしても、現代においても、栃木県東部地域に共通する課題があるのではないかと思っています。いわば地政学的共通性です。 那珂川流域を中心しながらも、北部・西部はJR、新幹線、四号線、高速道路と、国土軸が貫通しています。 とこ...
古い話になりますが、戦後しばらくの間までは、「八溝問題」というのがありました。八溝地域というのは、八溝山から那珂川沿いの栃木県内の流域東部を指しています。那須町、旧黒羽町、旧湯津上村、旧小川町、旧馬頭町、旧烏山町、旧南那須町、茂木町あたりを指しています。特に那珂川沿川流域とほぼ重なります。現在でも農村と都市の格差はありますが、高度成長期以前の八溝の問題は、単なる農村と都市の差以上の深刻な問題...
合併に伴う市長選挙の動きが静かに始まっている。マスコミ報道では、旧南那須町長の大谷則雄氏と元旧烏山町長の岩崎義一氏が立候補を表明しているようだ。両候補以外に立候補があるのかどうか、また候補者がどのような公約を提示するのか、あるいはどのようなビジョンを示してくれるのか、まだよく分からない。 マニフェストという方法もチャレンジしてみればと思うのが、いづれにしても、選挙のための公約で、票ほしさがた...
情報というものは、速さと正確さが反比例するようなところがある。情報の速さにこだわれば、正確さをあきらめ、正確さにこだわれば、速さを失うということも多い。速い情報ほど、正確さのチェックが欠かせない。 一見正確に見えて、不正確という情報もこわい。情報を伝える側の予断や偏見により、あるいは分析能力の高さにより、情報が取捨選択され、解析されて、伝わってくる情報である。マスコミの情報や評論などのなかに...
集団で学び、考えるという場合には、危険な面も含んでいるとの自覚も必要です。多数の意見や情報に流されるという危険です。全てを知ることはできませんから、皆が知恵や知識を寄せ合うのはよいとしても、そのものに間違いがあった場合にも、だれの異論もなく、認められていくということが起こります。特に、活動を前提とする集団組織の場合には、常に行動を決断しなければならないために、余計に、その危険があります。 多...
ゆっくり考えるということは、深く考えるということでもあります。どんなテーマでも奥行きが深く、正しく把握し、方向を見いだすことは至難でもあります。視野広く考えていくことと、深ぼりして考えることは、一人の人間が実現するには、かなり大変なことでもあります。ではどうするか。あきらめるか。 前回は、幅広い視点での知識・情報の、把握が必要であることを述べたわけですが、それは頭のなかで哲学をするために知識...
地域づくりという枠組みで考えるときには、ゆっくり考えるとは言っても、考えることはたくさんあります。 まず、一つ目は、情報として、自分の住む自治体の現状がどうなっているかという情報です。これは、相当意識していないと分かってこないです。マスコミに取り上げられないものが多いですから、その自治体の固有のいわば「行政情報」のようなものは、簡単なパンフレットレベルか広報誌のようなもので知る程度が普通でし...
ゆっくりと考えたい。スローシンキング。 世の中には、頭が良くて、さっさと考え、迷いのないように振る舞うことのできる人たちがいる。社会経済の動きに機敏に反応して、さっさと対応していく、あるいは時代を先取りしていくように見える。 しかし、動くものならなんでも喰らえるだろうとパクって丸飲みにしてはみたが、十分に咀嚼できないでいるカエルのようにも思えるときもある。バブルの時代がそうではなかったろうか...
栃木県那須郡に、平成17年10月1日(2005年)、那須烏山市が、南那須町と烏山町の合併により誕生した。人口4万人も満たない弱小市である。平成大合併の波にのって誕生した新市である。新市の住民たる自分もこれから市政の行方を期待と不安をもって見つめている。課題山積みであり、新市の職員も住民も、これからのがんばりが必要となると思う。また、全国的にも、地方分権、三位一体改革、道州制、など大きな動きが...