八溝問題というのは、現代の過疎地・中山間地域の問題とは、根本的に違ったのではないかと思います。その違いについては、いづれふれることにしたいと思いますが、その根本的な違いがあるにしても、現代においても、栃木県東部地域に共通する課題があるのではないかと思っています。いわば地政学的共通性です。 那珂川流域を中心しながらも、北部・西部はJR、新幹線、四号線、高速道路と、国土軸が貫通しています。 とこ...
古い話になりますが、戦後しばらくの間までは、「八溝問題」というのがありました。八溝地域というのは、八溝山から那珂川沿いの栃木県内の流域東部を指しています。那須町、旧黒羽町、旧湯津上村、旧小川町、旧馬頭町、旧烏山町、旧南那須町、茂木町あたりを指しています。特に那珂川沿川流域とほぼ重なります。現在でも農村と都市の格差はありますが、高度成長期以前の八溝の問題は、単なる農村と都市の差以上の深刻な問題...